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北海道・東北地方の企業分析:日本原燃

初めに

本記事は投資や就職斡旋などを目的としたものではありません。

個人の興味の範囲でまとめたものなので、あらかじめご了承ください。

また原子力産業についても賛成も反対もしない、中立の立場です。

予めご了承ください。

 

今回紹介する企業は資本金規模で青森最大の企業、日本原燃です。

核燃料サイクルの商業利用を目的に設立された企業であり、2019年時点での現状と青森県との関係について見ていきたいと思います。

 


業務内容・沿革

設立は1980年に日本原子力発電の出資により日本原燃サービス株式会社として設立されました。その後、1992年に日本原燃産業と合併し日本原燃となりました。

東京電力との繋がりが強く、会長、社長の多くが東京電力出身者です。また、日立、三菱重工、東芝など重電メーカーとも関りが深いです。

 

事業内容は以下の主に4つに分けられます。

①再処理事業

②廃棄物管理事業

③ウラン濃縮事業

④廃棄物埋設事業

 

個人的に特に関心があるのが①再処理事業です。高速増殖炉もんじゅが廃炉になった今、どのように再処理事業を進めるのか私は正確な知識を持っていないので、調べてみたいと考えています。

 


業績

wikipediaを見ると2011年までの業績データしかなかったので、日本原燃の公式HPから以下のデータを見つけてきました。

2007年、2009年には経常利益が赤字転落していた時期がありましたが、2015年から2019年までは経常利益は黒字を確保しています。2019年度の利益の内訳を見ますと、再処理事業は縮小傾向ですが、ウラン濃縮事業は拡大、廃棄物管理事業、廃棄物埋没事業は一定水準を保っています。

 

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配当・株主優待

日本原燃は非上場企業であるので一般人は株式の売買ができません。

故に配当や株主優待も受け取ることができません。


社会貢献活動

原子力というものを取り扱っている性質上、地域貢献には非常に積極的な企業です。

2006年から「あおもり旬紀行」という青森の特産品を紹介する冊子を展開していたり、以前ブログで紹介した「六景楽市」にも日本原燃が参画しています。

また日本原燃の社員の方のアイデアから始まった六趣醸造工房の長芋焼酎「六趣」は私も飲んだことがありますが、美味しかったです。

またロボコンやコンサートのスポンサーになったりと文化面でも長年に渡り青森県に多大な貢献をしています。


働きやすさ

日本原燃は社員の6割近くを青森県から雇用しており、地域の活性化に一役買っています。

また採用ページはワークライフバランスや女性の働きやすさにクローズアップしたページが設置されており大変分かりやすい作りになっています。

これは数字にも表れておりここ10年程で女性社員は倍増、育児休暇は最大子供が3歳ごろまで取れます。また時短勤務など柔軟な働き方も取り入れており、青森県では最先端をいっていると言っても過言ではありません。

以下に女性活躍推進に向けた施策のポイントに関する解説図を引用します。

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個人的な感想

日本原燃は核燃料を青森県に埋め立てるという事業の性質上、反感を買うことがあるのは事実です。しかし、青森県に多くの人材を呼び込んで交流の場を作ったり、補助を通じて産業を活性化させることに長年真摯に取り組んできている事実があります。

 

そして私を含め今成人として生きてる世代は既に原子力発電により恩恵を受けてきた面があります。その処理は日本のどこかで適切に行わなければなりません。それが青森県だったことに少し複雑な気持ちはありますが、前向きに受け止めるなら世界一の処理を行って、また核に関する技術を高め続けて3.11の廃炉や世界の原子力施設に応用できるレベルを維持し続けて世の中に貢献して欲しいと考えています(原子力発電に関する個人的な考えはまた別の記事で書こうと思います)。

 

参考サイト

日本原燃公式HP

https://www.jnfl.co.jp/ja/