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地方銀行の苦境に思うこと

初めに

  SBIホールディングス福島銀行資本提携したことがニュースになっています。

 SBIホールディングスは先日島根銀行とも資本提携を結んでいます。

 この資本提携は最新の技術を求める地方銀行と地方進出を画策するSBIホールディングスの思惑が重なったことが要因として挙げられます。

www.nikkei.com

 私はこの苦境は一般に言われるようなマイナス金利政策の影響だけではなく、銀行本来の業務である企業を育てる能力の欠如も一因にあるのではないかと考えています。

 

 

 

日本の無借金企業

 中小企業庁がまとめた「中小企業の成長を支える金融」という資料があります。

 この資料によると1983年には無借金企業の割合は大企業で11.8%、中小企業で17.2%でした。しかし、2014年には無借金企業の割合は大企業で41.8%、中小企業で35.4%になっています。

 この傾向は一貫して約30年上がり続けています。

 

黒字と赤字

 良く赤字黒字というと身近な家計からイメージして赤字は悪い、黒字はいいという考えがあります。

 しかし経済というマクロな視点で見ると、お金は回転率が景気が良い、悪いということになります。

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 黒字というのは利益です。

 この利益が経済に出回らず、企業の場合は内部留保としてストックされます。

 企業は成長が見込める場合は設備投資などにこの黒字を使用し、更に足りない場合は借り入れ、つまり赤字で補います。

 つまり、何が主張したいかというと黒字が大きく積みあがることは本来景気を回転させるための資金を、死に金にして抱えているということです。

 もちろん赤字が大量に積みあがることは企業の利益が上がらず、倒産した際に大きな不良債権になり、経済の回転を止めるので良いとは言えません。

 結局はバランスが大切だということです。

 

銀行の業務変質

 銀行は上記で言う企業が成長として必要とする資金を提供し、成長という軌道に乗せることが業務の一つでした。

 銀行はある意味起業家の一員として、経営に参画し、成長ビジョンを描いていたのです。それがある時代は明治維新を、ある時代は高度経済成長を支えたと言えます。

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 しかし、日本の無借金企業の増加が示すことは、銀行の持つ企業育成機能がもはや機能していないことを表しています。

 そんな銀行は利益を稼ぐために、国債や株式に資金を投じ政策や景気動向に左右されやすい利益体質に変わっていったと考えられます。

 

今銀行に求められること

 歴史の授業で習いますが、日本は殖産興業により海外から技術を導入し、それを元に発展の基礎を作りました。

 そして現代も5GやVR・ARなどの最新技術、それを支える人材教育、人口減少対策に対して多くの投資を必要とするものがあります。

 その様な分野に積極的に投資し、必要とあらば人材を探し、起業をプランニングするような泥臭い仕事が再び銀行に求められているのではないのでしょうか。

 

参照資料

中小企業の成長を支える金融

https://www.chusho.meti.go.jp/pamflet/hakusyo/H28/PDF/chusho/04Hakusyo_part2_chap5_web.pdf

 

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analyzechaneel.hatenablog.com

 

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