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ネットサーフィン:ベンサムから経済理論①

・初めに

 私はアニメを結構見るのですが、その中でお気に入りの作品PSYCHO-PASSの第三期が始まりました。毎週楽しく視聴しています。

 この作品の中には様々な哲学や本の引用が出てくるのですが、中でも物語の根幹にあるシビラシステムの運用に関わっている考え方にベンサムがいます。

 「最大多数の最大幸福」という概念ですが、これまで私は深く調べてたことがありませんでした。そこでネットを使って個人的な趣味の赴くままに調べてみました。

 

 

功利主義

 最大多数の最大幸福という言葉をgoogle検索にかけるとベンサムとともに功利主義という言葉もヒットしました。この功利主義とは制度や行為などはその結果として生じる効果・効用により良し悪しを求めるという考え方です。ベンサムはこの功利主義を体系化し、個人に対する効用合算し社会全体での最大化を重視しました。これが「最大多数の最大幸福」という概念です。

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 この考え方は資本主義、民主主義、社会主義など現在の主たる社会制度の基本的な原則となっています。考えてみればそうですよね。実態はどうあれ、政策を提案するには特定の個人に利益が集中するようなものではなく、社会全体の役に立つという共通認識があるからこそ皆で集めた税金を使うという認識です。近代以前はこのような原則は多くの時代・地域で成り立っておらず、特権階級の利益のために税金が使用されていました。

 この功利主義ですが、色々な解釈ができることから多くの派生が誕生していきます。

 詳細な説明は調べればWikipedia等で出てくるので省きますが、功利主義はそれだけ応用が可能な考え方だと言えます。

 

 快楽主義型功利主義 快楽と苦痛の差し引きの総計

 選好充足型功利主義 選好の充足

 行為功利主義    個々の行為が利益をもたらすか

 規則功利主義    規則に従う

 

厚生経済学

 この功利主義は個々の効用を最大化するという考えから、経済の分野への応用も図られた。その一つが厚生経済学だそうです。

 その中でパレート効率的という言葉が出てきます。これはある集団が一つの資源分配を行うときに、集団内の一部の効用を犠牲にしなければ、その他の集団の効用を高められない状態を指します。

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 これはすなわち社会に存在する分配可能な資源をすべて利用してるが故に他者の犠牲がないと新たな効用が生み出せないということです。しかし、パレート効率的な状態=分配が最適な状態ではありません。

 例えばリンゴ10個をAさんとBさんで分けるとします。

 リンゴをAさんに9個、Bさんに1個という分け方をしたとします。この分け方はリンゴ10個という資源をすべて使用しているのでパレート効率的という条件を満たしていることになります。しかし、公平性という観点ではこれは問題があります。

 

・まとめ

 長くなったので一旦ここで切ろうと思います。

 今回調べて面白いと思ったのは功利主義と経済理論がしっかりと結びついていたことです。つまり、そもそもの経済という項目の主目的とは利益を最大化することに留まらず、その利益の分配により最大の効用を得ることがわかりました。

 

 

 現在は格差が広がっていると言われています。それもそのはずで少し前話題になったトマピケティの21世紀の資本論にある「r>g」から資本の配当利益等が経済成長から生み出される利益が多いからです。

 

 

 格差が何故いけないかというと、この得られた利益が全て効用として利用できない死に金になることです。つまり、格差拡大はパレート効率的を満たさない状態を生み出す可能性があるのではないかと思いました(素人の考えなので、間違い等があればご指摘を願いします)。

 次回は功利主義から派生した経済原理について更に深堀できればいいなと考えています。よろしくお願いします。

 

 

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 毛色は違いますが、他の哲学系の記事も書いています。

 

analyzechaneel.hatenablog.com